#17 バナナルールなるもの＆3月20日週のAIニュースがすごい

こんにちは、梅本です。

早いもので4月にはいりました。
私も子ども二人が進学と進級で慌ただしくしております。

そして、昨日、ランニングついでに近所のお城まで行ってきました。朝なので花見客も少なくきれいな桜をゆったり堪能できました。

やっぱり春っていいですね。

それでは、今日もニュースレターよろしくお願いします。

1) バナナルールなるもの

梅本 周作 / ajike CEO / Onsen*さん @dubhunter

へー。UI/UXデザインにおいて「バナナルール」なる原則があるそうです。バナナルール」とは、バナナの形が食品であることを明確に示すように、ユーザーがウェブサイトやアプリケーションの目的を一目で理解できるようにする原則のこと。「アフォーダンス」ともいえそうです

medium.comThe Banana rule in UX/UI designThe yellow brick road to User-Friendly Design. You’re still not using it?

引用記事：The Banana rule in UX/UI design

先日、こちらの記事を紹介しました。

著者の主張は「黄色く皮が向きやすいバナナを例に大多数のユーザーにとって直感的で使いやすいデザインが望ましい」と書いています。

ただ、プロダクト開発をすすめるとき、誰かひとりにとって強烈に愛されるものを作る。そこから広めていく考え方が最近の主流です。

この流派に「大多数にとってわかりやすい〜」は「誰にも届かないラブレターを書く」例を出されて一蹴されそうです。

記事を読みすすめるとアクセシビリティとインクルーシブデザインの重要性を語る部分がありました。

筆者はWebアクセシビリティ、つまり高齢者やしょうがい者を含めて誰にとっても情報や機能を支障なく使える状態を大切にされているのでしょう。

ひとりが強烈に愛せるデザインと、誰もが使えるデザイン。相反する考えに見えますがその落とし所をどうするか？も含めてデザインですね。

詳細はぜひ元記事のThe Banana rule in UX/UI designをご覧ください。

2) 3月20日週のAI関連ニュースがすごい

主に3月20日週の話なのですが、ビッグテックと呼ばれる企業からすごいAI関連のニュースリリースが多かったです。

しかも、どれも大きなニュースすぎて流れていくともったいないので、まとめておきました。

1. GoogleがBardのプレビュー版を公開

2. MicrosoftがBing Image Creator

3. Github Copilot Xが誕生

4. Adobeが画像生成AI「Adobe Firefly」をAdobe Creative Cloudにβ版で搭載

5. NVIDIAが「NVIDIA AI Foundations」を発表

6. OperaがChatGPTを内蔵。独自のAI検索エンジン開発計画も発表

7. MicrosoftがLoopを公開

8. OpenAIのChatGPTがプラグイン機能を公式サポート

9. STUDIOがAI機能の実装を発表

10. Canvaが画像生成AI機能を実装

「技術特異点を越えた！」など興奮気味に語れるタイプではないのですが、これだけ多くのIT企業がAIに莫大なリソースを投入している現状を見ると、改めてすごい時期にいるのかも？と思います。

そして、私もそうですがAIを理解することが大変になってきました。

どう向き合えばいいのか？十人十色ですが、私が共感した考え方は以下の記事です。
ぜひ一読されることをおすすめします

今、ChatGPTの使い方を学ぶのは、効率が悪い？

ちなみに冒頭に「いろんな意見とTIPSが出てるから誰かが確からしい情報が出るのを待ってそれを学んだほうが効率がいい！？」的な文章があります。

これは反意文なので、ここで読み終えないでくださいね。

3) 今週のポッドキャスト

今週はCOOの神田さんと「デザインシステム浸透に失敗する理由」について話しました。

我々はデザインシステムをつくるところからご相談いただきますが、それがうまく使われているのも気になるところです。

神田さんが現場で起こったことをあるあるにして話してくれています。ぜひお聞きください。

4) 今週の気になるツール

• WCAGに準拠しているかどうかを判定してくれるFigmaプラグイン

今週は私たちが最近つくっているプラグインの紹介をさせてください。

今週のニュースレターの文中にもアクセシビリティに関する内容を少し記述しました。

ボタンのデザインをしたときに「背景色と文字の色が似ていて見えづらい。だからコントラストを高めてください」という指示をした or された経験はないでしょうか？

では、その見やすさの基準をどうすればいいでしょうか？

このとき、視力や色の識別が難しい方にとっても見えやすくするためにWCAGと呼ばれるガイドラインがあります。

このガイドラインの一部の達成をサポートするのが今回紹介しているプラグインです。

具体的には、背景色と文字をおいたらその色の差がちゃんと基準を満たしているかどうか？を判定してくれるプラグインです。

似たプラグインもあるのですが、他と違うのはフォントサイズの大小でも判定をしてくれるところです。

WCAGの目標値である「AA」を目指すサイトの場合はご利用いただければ幸いです。

実際にどんな感じのプラグインなのか？は以下の動画をぜひご覧ください。

他にもGoogle Chrome含めてプラグインを作っていってます。

NERYという名前でサービス展開中なのでぜひチェックしてください。

プラグインを使った感想を教えてくれるとめちゃくちゃ嬉しいのでぜひ。

5) discordコミュニティへのご案内

コミュニティメンバー募集中です。デザインをもっと学びたい人ぜひお越しください。

長くなったので今週のあとがきも省略します。

みなさま、良い休日を！